「安倍政権の暴走許すな」「野党は共闘」
〜東京・渋谷で安倍政権NO!大行進〜
「安倍政権NO!+野党共闘☆0114大行進in渋谷」と題したデモ行進が2017年1月14日に東京・渋谷でおこなわれました。主催は同実行委員会。参加者は2000人です。
デモに先立ってひらかれた集会では、主催者を代表して首都圏反原発連合(反原連)のミサオ・レッドウルフさんがあいさつ。ミサオさんは「台湾は本格的に脱原発にかじをきった。それは福島原発事故を契機として実現した。事故を起こした日本のていたらくは本当に恥ずかしい。それは私たちが恥ずかしいのではなく、安倍政権が恥ずかしいのです。安倍政権を倒すために市民の力で野党の共闘を後押ししよう」と呼びかけました。
元経済産業省官僚の古賀茂明さんは「安倍さんには“3本の矢の成長戦略”がある。原発輸出大国、武器輸出大国、ギャンブル大国をめざすということだ。これは“悪魔の成長戦略”だ。こんなものを許してはいけない。それには野党の力が必要だ。みんなでがんばってもらいましょう」とのべました。
自由党、共産党、社民党、民進党の代表も並んでスピーチしました。
自由党の渡辺浩一郎東京都連会長は「原発に代わるものはいくらでもある。原発をなくすかどうかは政治の決断にかかっている。そのためには野党が共闘して政権交代を実現することが必要だ。いい政治をとりもどそう」と訴えました。
日本共産党の吉良よし子参院議員は「安倍政権はひどすぎる。安倍首相は憲法改悪をめざしている。市民と野党が力をあわせれば政治を変えられる。それは、昨年の参院選や新潟知事選で示された。本気の共闘をすすめ、安倍政権が進める憲法を壊す政治を変えよう」とよびかけました。
社民党の福島瑞穂副党首は、「安倍政権が次期国会で成立をめざしている共謀罪は現代の治安維持法だ。民進党、社民党、共産党、自由党は共謀罪に反対している。野党共闘で成立を阻止しよう。今年は憲法施行70周年である。みんなの力で安倍政権を退陣させよう」と訴えました。
民進党の菅直人衆院議員(元首相)は、「台湾では、2025年までにすべての原発の運転を停止するという法律が成立した。今年こそ、原発を使わないということを国会で決められる構造をつくろう。野党共闘のために市民の力をより大きくしてほしい。民進党がふらつかないようにしてほしい」とよびかけました。
4野党代表のスピーチにたいして、参加者から「野党は共闘」とのコールがわきおこりました。集会のあとはデモ行進です。買い物客らでにぎわう渋谷の繁華街を「安倍はやめろ」「原発再稼働反対」などととコールしながら歩きました。
野党共闘の決意をのべた4野党の代表。左から渡辺浩一郎(自由党)、
吉良よし子(日本共産党)、菅直人(民進党)、福島瑞穂(社民党)の各氏
「安倍は総理をやめろ」「野党は共闘」などと
コールしながら渋谷の中心街を行進する人たち
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