６万人が国会を包囲し、再稼働反対をコール

〜６．２　ＮＯ ＮＵＫＥＳ ＤＡＹ（ノーニュークスデイ）〜






　「６．２　ＮＯ ＮＵＫＥＳ ＤＡＹ（ノーニュークスデイ）」と銘打った大規模な脱原発行動が（2013年）６月２日、東京都内で開かれました。首都圏反原発連合（反原連）、「さようなら原発一千万署名」市民の会（1000万人アクション）、「原発をなくす全国連絡会」の３団体による共同行動です。３団体が足並みをそろえて抗議行動をおこなったのは初めてです。６万人（主催者発表）が参加しました。

　昼間、明治公園では全国連絡会主催の「原発ゼロをめざす中央集会」、芝公園では1000万人アクション主催の「６．２つながろうフクシマ！さようなら原発集会」がそれぞれ開かれました。

　「さようなら原発集会」では、作家の大江健三郎さんや落合恵子さん、ルポライターの鎌田慧さんらがアピールしました。大江さんは「原発再稼働は福島の人への裏切り。次世代が生き延びることができる環境を残したい」、作家の落合恵子さんは「昨年の総選挙で棄権した人を参院選に呼び戻すことが大事。それができれば流れは変わる。できることすべてをやろう」と訴えました。鎌田慧さんは「安倍政権は何も反省せず、財界の利益のために再稼働しようとしている」と批判しました。

　集会のあとは、明治公園と芝公園から国会周辺までデモ行進です。夕方は反原連主催の「反原発☆国会大包囲」行動が国会周辺でおこなわれました。「中央集会」と「さようなら原発集会」の参加者も合流し、約１．２キロにわたって国会を取り囲みました。「国会議事堂がいま全包囲されています」とアナウンスがあると、参加者から歓声があがりました。
　国会正門前の大集会では各党の国会議員や著名人、原発立地県の人たちが次々とマイクを握り、再稼働の動きを批判しました。




東京・芝公園で開かれた「６・２つながろうフクシマ！さようなら原発集会」




国会に向けデモ行進。前列左から鎌田慧（ルポライター）、
大江健三郎（作家）、落合恵子（同）の各氏



「原発なくせ」とコールしながらデモ行進



歌いながらデモ行進をリードする制服向上委員会のメンバー



東京電力本社に向かって抗議するデモ行進参加者



首相官邸前でも「原発再稼働反対！」を唱和



国会議事堂正門前の大集会





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