「再稼働反対」「デモ規制も反対」

〜国会前で7000人が集会〜






 九州電力川内(せんだい)原発の再稼働に反対する大規模な集会が(2014年)8月30日、国会議事堂正門前で開かれました。主催は首都圏反原発連合(反原連)、参加者は7000人(主催者発表)です。
 最初に主催者を代表し、反原連の中心メンバーであるミサオ・レッドウルフさんがこう述べました。
 「川内原発の再稼働が遅れているのは、全国でおこなわれている運動の力だ。原発を絶対に止めるという固い意志をもってデモや集会をつづけていきたい。再稼働反対の声を可視化し、安倍政権と原子力ムラに突きつけよう」
 このあと、政党代表や市民団体のメンバー、参加者などが次々と仮設ステージに立ち、アピールや決意表明をしました。
 今年の夏は記録的な猛暑がつづいたにもかかわらず、「稼働原発ゼロ」でも電力不足は起きませんでした。「電気は足りている。もう原発はいらない」の声も強くだされました。
 自民党は、人種差別的な街宣活動「ヘイトスピーチ」(憎悪表現)の規制とだきあわせで、国会周辺でのデモ活動規制強化の法案を検討しはじめました。これに対する批判も相次ぎました。こうした批判を受け、自民党は9月1日、デモ活動規制強化法案の検討を撤回しました。




国会前で川内原発再稼働反対を訴える参加者



「再稼働反対の声を可視化し、安倍政権と原子力ムラに
突きつけよう」とよびかけたミサオ・レッドウルフさん



「抗議行動を規制するな」「言論統制やめろ」など、国会周辺でのデモ規制の動きに抗議するプラカードも目立った






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