「エネルギーの未来図をつくりたい」

〜再稼働反対! 反原発新年会2015〜







 毎週金曜日の官邸前行動を主催している首都圏反原発連合(反原連)は1月20日、「再稼働反対! 反原発新年会2015」を東京都杉並区阿佐谷南の阿佐ヶ谷ロフトAで開きました。キャッチフレーズはこうです。

 「2013年9月15日に日本のすべての原発が止まって以降、2度目の新年を原発ゼロで迎えることを祝ってみんなで楽しく飲みつつも、間近に迫る川内、高浜の再稼働を止めるための作戦を練りましょう!」

 官邸前行動のスタッフや協力者など80人が参加しました。最初は反原連のメンバーなどによるトークショーです。官邸前行動の思いや今年の抱負などを語り合いました。司会をつとめたミサオ・レッドウルフさんはこう述べました。

 「反原連が2012年3月29日に官邸前抗議行動をはじめてから、もうすぐ3年になる。最初は大飯原発の再稼働に抗議することが目的だった。そのときは官邸前行動がこんなに長く続くとはだれも思っていなかった。2012年の夏は参加者が爆発的に増えた。当時の民主党政権に対してものすごい圧力になった。金曜行動は全国各地に広がった。しかし、自民党政権が復活して以降、原発政策は3・11以前にもどされた。そのため、官邸前行動は今後も長く続けざるをえなくなっている」

 「今年はエネルギーの未来図をつくりたい。2016年から一般家庭向けの電力も自由化になる。これまでのように決められた電力会社から電気を購入するのではなく、自由に電力会社を選び、電気を購入できるようになる。電力会社の発電部門と送電部門を分離する発送電分離も2018年ごろから実施される予定だ。反原発と同時に、それらについての情報も発信したいと考えている」

 ほかのメンバーはこうです。

 「2014年はまる1年間、国内の原発がどこも稼働しなかった。これは、1965年以来の出来事ではないか。しかし、安倍政権は原発を“重要なベースロード電源”と位置づけ、再稼働に力を入れている。再稼働を一つひとつつぶしていきたい」

 「官邸前行動は1月16日で133回目となった。そこまで続けてこられたのは、参加してくださっている方はもちろんのこと、ポスティング(チラシ配布)で協力してくださったり、カンパをしてくださったりと、そういう人たちの支えがあったからだ。そのことを強く感じている」

 トークショーでは会場からも発言が相次ぎました。そのあとは、ポスティング講座&実演ショーや大福引き大会のほか、西村組(西村茂樹、ワカ、加藤健、大島香、赤岩よーこ、こぐれみわぞう)によるライブ演奏です。大盛り上がりの新年会となりました。




80人が参加した反原発新年会2015






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