地域教育研究会
★活動の概要
当会は、1982年、中学生の構内暴力事件を契機に、そうした行為をもつに至った少年たちの、教育・生活についての相談に応じる会として発足した。
その後、82、83年の諏訪湖氾濫による諏訪市街の湖化といった事態に直面し、諏訪湖周の開発問題、都市化問題、それにそれ以前より問題とされていた諏訪湖汚染の問題にも取り組んできた。
84年の第14回全国自然保護大会・八ヶ岳大会開催を機に全国自然保護連合に加盟、2000年9月には第25回全国自然保護大会・蓼科大会を開催した。
また、他に全国的な問題としては、諏訪湖が86年「湖沼法」に基く指定湖沼となったことを機に、全国の指定湖沼に呼びかけて「指定湖沼フォーラム」を企画、92年10月に第2回のフォーラムを諏訪湖で開催した。
★現況
- 諏訪地域の環境団体の連合組織「環境会議・諏訪」に参加し、「脱原発」「諏訪湖浄化」等の問題に取り組んでいる。「脱原発」では、全国の運動と連帯行動をとっている。
- 諏訪湖汚染問題については、「信州大学」や「諏訪まちづくり懇談会」を軸に、「日独環境セミナー」が実施されてきたが、現在、その実績のうえに市民による政策・研究提言団体として「諏訪湖クラブ」が結成されており、これに関わることで、「湖沼流域ガバナンス、太湖〜諏訪湖─環境再生に向けて」や「淡水真珠貝と水質浄化」の研究などの活動を行っている。
- 原始に遡る人の「自然共生の心的な核」を探る、原始のカミ「ミシャグチ研究」の深化をめざして、地元図書館の対外活動として「茅野学」が提唱され、当会も中心活動に参加し、いわば先の見えぬ旅への出発を始めている。
- 東日本大震災以降、諏訪湖周の軟弱地盤が問題となってきている。そのための調査を行い、解説書を準備中である。
(2011年9月)
諏訪湖域の糸魚川・静岡構造線
諏訪湖南盆地における支持地盤への到達深度(金井孝夫:1973)
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